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地方公務員

東京都庁 採用試験の難易度は低い?試験情報まとめ

東京都職員の試験情報をまとめました。

こんにちは、江本です。

これまで資格学校の公務員課で5年間、国立大学のキャリア支援課で8年間ほど公務員試験の指導をしてきました。その経験から記事を書いています。

東京都庁の職員になりたいけど難しいの?試験について教えてほしいです。

と、いった疑問を簡単に解決します。

具体的な内容はこちら。

  1. 難易度
  2. 試験日程
  3. 試験内容
  4. 倍率
  5. 採用人数
  6. 年齢制限
  7. 初任給

でも「採用試験っていつあるのか」、「どんな試験内容なのか」気になりますよね。

なんとなく公務員になりたいな~って思っているだけでは合格はできませんよ。

民間企業の就職と違って採用スパンはとても短いです。

計画を立てて対策をするために試験の概要を把握しましょう。

※本記事は東京都職員Ⅰ類B(一般方式)の情報を書いています。特別区を志望する人は「特別区1類 倍率高すぎない?はやめに日程を確認して対策を!」を参照。

東京都庁 採用試験の難易度

結論からいえば東京都庁の難易度は低いです。

理由は倍率が2倍を切っているからです。

一般的に難しい試験は倍率が3倍を超える試験のことを言うのですが、先述したように東京都の倍率は2倍を切っています。

2018(平成30)年度に実施された東京都庁(事務職)1次試験の倍率は2.4倍でした。

偏見マン
偏見マン
2倍切ってなくない?

確かに数字上は2倍を切っていませんが、東京都の試験日程は独立しているので全国から受験者が集まります。

中には「ろくに対策をしていない人」や「本番のための練習(記念受験)」も3割ほど混ざっています。

つまり本気で東京都を目指す人が相手にしないといけない受験者は数字よりももっと少なくなるといえますよね。

これを考慮すると、

  • 受験者数:1,794人
  • 1次合格:1,066人
  • 倍率:1.7倍

と、いうことができます。

1.7倍程度であれば十分合格できるラインですし、難易度はどうみても低いです!

東京都庁 採用試験の日程

東京都庁の試験っていつあるの?

東京都庁の採用試験はいくつかの区分に分かれており、それぞれ日程が違います。

2019(平成31)年度の日程(東京都職員1類B方式)は次の通り。

出願日程 【Web出願】
4月2日(火)から4月8日(月)
【郵送】
4月1日(月)から4月5日(金)
1次試験 5月5日(日)
1次合格発表 6月5日(水)
2次試験 6月20日~6月28日
最終合格 7月19日(金)

出願日程をみるとわかりますが、とても期間が短いです。

毎年、出願を忘れてしまう人が続出するので注意しましょう。試験を受けたくても出願できないと受験できません。

同じ日に特別区の試験もあるので併願はできません。特別区に興味がある人は「特別区職員 採用試験の倍率は低い?試験情報まとめ」を参考にしてください。

東京都庁 採用試験の内容

東京都の採用試験って何があるの?

公務員試験も就職試験と同じなので筆記試験と面接試験が実施されます。

筆記試験で受験者をある程度絞って、面接試験でより有能な人材を選出するスタイルをとっています。

実施される時期と内容は次の通り。

1次試験 教養試験
専門試験
論文試験
2次試験 個人面接

東京都庁 教養試験

教養試験の基礎知識
  • 試験時間:130分(技術区分は150分)
  • 問題数:40問
  • 出題形式:マークシート

教養試験はある程度の基礎知能を備えた人材を絞るために実施されます。

一般的な公務員試験と同じく「一般知能」と「一般知識」から出題されます。

出題科目が多いので傾向を把握して勉強することが効果的な勉強をするために必要です。

傾向を「東京都職員1類 教養試験は一般知能を攻略せよ!」でまとめています。

東京都庁 専門試験

専門試験の基礎知識
  • 試験時間:120分
  • 問題数:10題中3題を選択(技術区分は5題中3題)
  • 出題形式:記述式

専門試験は複数の出題分野から3つを選んで解答する試験です。

例えば事務職は憲法や民法などの法律科目などから出題があります。すべて記述式なので知識だけあっても文章で書けないと正答はえられません。

試験区分ごとの出題範囲は次の通り。

行政(事務) 憲法、行政法、民法、経済学、財政学、政治学、行政学、社会学、会計学、経営学
土木 構造力学、水理学、土質工学、土木材料、測量、都市・土木計画、交通・道路工学、衛生工学、橋梁工学、河川・海岸工学、港湾工学、土木施工、技術情勢
建築 建築史、都市計画、建築計画、建築環境工学、建築設備、構造力学、建築構造、建築材料、建築施工、建築法規、技術情勢
機械 物理、材料力学、熱力学、熱機関、流体力学、流体機械、機械工作、機械材料、計測・制御、管理工学、技術情勢
電気 数学、電気磁気学、電気回路、電気機器、電子回路、発送配電、計測・制御、情報・通信、電気応用、電気法規、技術情勢
環境検査 有機化学、無機化学、分析化学、物理化学、応用化学、生化学、生物学概論、生態学、微生物学
林業 林政学、森林経理学、造林学、砂防工学、森林土木学、林産一般、生物学概論
畜産 家畜繁殖学、家畜飼養学、飼料学、家畜衛生学、生物学概論、生態学、育種学
水産 水産通論、海洋学、水産資源学、水産法制、水産生物学、水産増殖学、漁業学、水産利用学、水産経済学
造園 造園原論(造園史を含む。)、造園植物(植栽を含む。)、造園工学(測量を含む。)、造園計画設計管理(自然・都市公園、都市・地方計画を含む。)、造園関連基礎(土壌肥料学、花き園芸学等)、生物学概論、生態学
心理 心理学基礎論、心理学特論、臨床心理学
社会福祉 社会福祉原論、社会保障論、公的扶助論、地域福祉論、心理学、社会学、法学、医学一般、老人福祉論、障害者福祉論、児童福祉論、社会福祉援助技術、介護概論
衛生監視 公衆衛生学、微生物学、食品化学、食品衛生学、有機化学、食品製造学、環境衛生学、衛生試験法、衛生工学
栄養士 公衆衛生学、解剖生理学、生化学、病理学、食品学、食品加工学、食品衛生学、栄養学、栄養教育論、臨床栄養学、公衆栄養学、調理学、給食経営管理論
獣医 獣医公衆衛生学(人獣共通感染症学、食品衛生学、疫学)、獣医伝染病学、獣医薬理学、実験動物学、毒性学、獣医寄生虫学、獣医微生物学、獣医生理学、獣医生理化学、獣医解剖学、獣医病理学、獣医内科学(診断学を含む。)、獣医外科学、獣医衛生学、獣医臨床繁殖学
薬剤師 物理・化学・生物、衛生、薬理、薬剤、病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務

専門試験の傾向を「東京都職員 採用試験の専門科目は選択を間違えると失敗する」でまとめています。参考しましょう。




東京都庁 論文試験

論文試験の基礎知識
  • 試験時間:90分
  • 字数:1,000字~1,500字

論文試験は1次試験に実施されます。

傾向は初めに200字程度でテーマ(東京都の問題)に対する意見を200字程度で延べ、その意見を実現するために自分ができることを具体的に書く試験です。

傾向や出題テーマを「東京都職員 論文試験は自治体研究が大切な理由」に書いています。

東京都庁 個人面接

個人面接の基礎知識
  • 試験時間:35分
  • 試験官:3人
  • 面接カード:事前記入

1次試験の合格通知に面接カードが封入されているので受験日当日に提出します。

面接は提出する面接カードをもとに行われるので丁寧に仕上げましょう。

聞かれた質問や面接カードの内容を「東京都職員 面接に受かたければ面接カードを攻略せよ!」でまとめています。




東京都庁 採用試験の倍率

2018(平成30)年度の倍率は5.2倍でした。

倍率は下がり続けているので本気で東京都職員を目指す人は絶好のチャンス到来です。

過去3年間の主な倍率は次の通り。

東京都庁 2018(平成30)年度の倍率

受験者 合格 倍率
行政 2564 421 6.1
土木 461 130 3.5
建築 68 21 3.2
機械 122 51 2.4
電気 110 34 3.2
環境検査 151 21 7.2
林業 87 8 10.9
畜産 23 2 11.5
水産 44 6 7.3
造園 35 5 7.0
心理 54 12 4.5
福祉 59 25 2.4
衛生監視 63 14 4.5
栄養士 159 13 12.2
獣医 59 16 3.7

東京都庁 2017(平成29)年度の倍率

受験者 合格 倍率
行政 2751 439 6.3
土木 606 169 3.6
建築 129 24 5.4
機械 117 53 2.2
電気 186 36 5.2
環境検査 192 28 6.9
林業 82 7 11.7
畜産 29 3 9.7
水産 51 8 6.4
造園 48 12 4.0
心理 95 10 9.5
福祉 81 22 3.7
衛生監視 86 15 5.7
栄養士 157 15 10.5
獣医 66 19 3.5

東京都庁 2016(平成28)年度の倍率

受験者 合格 倍率
行政 2706 550 4.9
土木 461 294 1.6
建築 98 18 5.4
機械 136 85 1.6
電気 154 67 2.3
環境検査 155 25 6.2
林業 66 16 4.1
畜産 24 3 8.0
水産 49 3 16.3
造園 49 8 6.1
心理 120 16 7.5
福祉 73 37 2.0
衛生監視 71 11 6.5
栄養士 208 19 10.9
獣医 60 9 6.7



東京都庁 採用人数

行政 290人
土木 64人
建築 5人
機械 18人
電気 18人
環境 10人
林業 5人
畜産 2人
心理 17人
水産 2人
造園 4人
福祉 24人
衛生監視 10人
栄養士 10人
獣医 7人
薬剤 18人

東京都庁 年齢制限

一般的に大卒程度の公務員試験は29歳未満まで受験できます。東京都も同じで29歳まで挑戦することができます。

2019年(平成31年度)の年齢制限は次の通り。

平成2年4月2日~平成10年4月1日に生まれた人

東京都庁 初任給

2018年(平成30年度)に採用された職員の初任給は220,400円でした。

これをベースとして住居手当や通勤手当が支給されます。

確かに民間企業と比べてめちゃくちゃ高い給料がもらえるわけではありませんが、安定して昇給や賞与がもらえることが公務員も魅力となっています。

東京都職員のまとめ

  • 受付期間は短い
  • 試験は全国で1番はやい
  • 倍率は6倍前後

試験科目が多いので試験対策に時間がかかります。

まずは試験が難しい専門試験の対策をはじめていきましょう!

試験傾向を「東京都職員 採用試験の専門科目は選択を間違えると失敗する」にまとめています。

 

 


ABOUT ME
江本 浩大
江本 浩大
新卒で大手資格学校に就職→公務員課、企画課で5年間勤務、退職→某国立大学に転職→キャリア支援課、広報部を経験→8年間で退職→フリーランスとして関東地方を中心に大学や企業向けにコンサル業を展開。高卒・短大卒向けブログ(https://gms365.biz)も運営。