地方公務員

特別区1類 論文って対策は必要?合否に直結する重要な試験です。

特別区Ⅰ類 論文試験の過去問
論文がとても苦手で不安です。傾向やコツを教えてください。

という疑問に答えます。

はじめまして、江本です。

これまで資格学校の公務員課で5年間、国立大学のキャリア支援課で8年間ほど公務員試験の指導をしてきました。その経験から記事を書いています。

 特別区Ⅰ類(大学卒)を受験する人

 論文が苦手な人

 論文の傾向が知りたい人 など。

特別区の論文はけっこう、いや、かなり大事な試験です。

というの筆記試験の点数が悪くても論文の結果によって合格している人が多数いるからです。

特別区は試験の配点を公表していないので確かなことは言えないのですが、結果から察するに筆記試験と同じ、もしくは高い配点があると言えます。

そんな高配点の論文試験を攻略するためには傾向を知ったうえで添削指導を繰り返すことが大切です。

よく模範解答を写すだけで上達するという意見がありますが本当でしょうか?それで上達する人はもともと論文が書ける人ですよ。

まずは本記事を参考にして論文試験の傾向を確認していきましょう。


東京特別区1類 論文試験の傾向

論文試験は1次試験に実施されます。

例年、テーマが2題出されるので1題を選択して執筆します。

文字数は最大1,500字、最低1,000字となっています。

ここで注意ですが最低1,000字だからといってギリギリで書き終えようと思っていませんか?それはマズいですよ・・・。

論文試験の基本テクニックとして最大文字数の9割前後は書く必要があるからです。なので特別区の場合、最低でも1,300字以上は書くようにしたいですね。

試験時間は80分です。だいたい論文試験は60分で800字が一般的なので1分あたり13.3文字書けば60分で800字程度になります。

同じ計算で80分だと1,000字ちょっとにし文字数がなりません。1分あたり16.25字のスピードで書くことが求められます。

東京特別区1類 論文試験の過去問(テーマ)

⑴近年、放置されたまま老朽化が進行する空き家が全国的に増加し、都市部においても空き家の更なる増加が懸念されています。増加する空き家は、景観の悪化、地域の治安や防災機能の低下など、周辺地域に様々な問題を引き起こしています。一方で、空き家を地域課題の解決や地域コミュニティの活性化に活用していこうという取組みも始まっています。このような状況を踏まえ、地域の安全や活力に影響を及ぼす空き家問題について、特別区の職員としてどのように取り組むべきか、あなたの考えを論じなさい。

⑵少子高齢化が急速に進み、人口減少社会を迎える中で、社会の活力を維持し、持続的成長を実現していくために、社会のあらゆる分野において女性の活躍が期待されています。一方で、女性を取り巻く社会環境は、働く場での男女間格差の問題や家庭生活における役割の偏重など、女性の意欲や能力が十分に発揮できる状況にあるとはいえません。このような状況を踏まえ、社会における女性の活躍推進について、特別区の職員としてどのように取り組むべきか、あなたの考えを論じなさい。

公務員試験 論文試験の評価基準

論文試験は、

  • 内容
  • 表現
  • 文字

の、3つの着眼点に従って評価をされます。論文を書くときに注意して書くようにしましょう。

①内容

・課題をしっかり把握できているか。文章は短すぎないか。

・文章として成立しているか。幼稚すぎる内容でないか。

②表現

・内容はわかりやすく、まとまっているか。

・用語や表現は適切か。

③文字

・誤字やあて字が多すぎないか。

・字体はくずさず、丁寧・綺麗に書けているか。

3つの着眼点のうち「③文字」については論文が苦手な人でも意識するだけで改善することができますよね。

私も添削指導をしていましたが①、②はとても素晴らしいのに③がまったくダメでA評価をつけることができない論文を書く人が多数いました。

逆に①、②だけ見るとC評価程度ですが③がすごいとB評価をつけたくもなりました。論文って解答例は一応ありますがプラスして添削者の評価もつくわけですよ。ここを意識するだけでも評価が変わってきますよ。

終わりに

論文試験って書けていると思っても実は書けていないことがよくあります。

筆記試験のように正解があるわけではないので必ず誰かに評価してもらってください。

大学生なら就職課やキャリア支援課に行けば無料で添削をしてくれるはずです。社会人の人は予備校を利用しましょう。

予備校も論文だけで通学することができるはずです。「資格の学校TAC」や「LEC」「東京アカデミー」など大手予備校であれば対価を払う価値がありますよ。


ABOUT ME
江本 浩大
江本 浩大
新卒で大手資格学校に就職→公務員課、企画課で5年間勤務、退職→某国立大学に転職→キャリア支援課、広報部を経験→8年間で退職→フリーランスとして関東地方を中心に大学や企業向けにコンサル業を展開。