地方公務員

東京特別区三類 合格点は?教養試験の傾向を確認しよう

東京特別区三類 教養試験の傾向
教養試験の傾向を教えてください。あと合格点(ボーダーライン)もわかれば知りたい。

という疑問に答えます。

はじめまして、江本です。

これまで資格学校の公務員課で5年間、国立大学のキャリア支援課で8年間ほど公務員試験の指導をしてきました。その経験から記事を書いています。

 特別区(高卒)を受験する人

 教養試験の試験が知りたい人

 過去問が見たい人 など。

特別区の試験に合格するためには教養試験の対策が不可欠です。

高校までに学習してきたすべての科目から出題があるので早期対策が合格への秘訣です。

でも、高校時代にあんまり勉強していないよ・・・って人もいるのでは?

大丈夫です、本記事を読むことで勉強をあんまりしたことがない人でも勉強法を知ることができます。

ぜひ、参考にしてはやめに勉強にとりかかりましょう。


東京特別区三類 教養試験の傾向

東京特別区の教養試験は、

  • 一般知能
  • 一般知識

の2つから出題があります。

はじめて公務員試験を受験する人で科目について知識がない人は、

を読んでおきましょう。

それで勉強方法ですが、

  • 出題数の把握
  • 過去問を中心に勉強する

の2つを意識することが重要です。

東京特別区三類 出題数の把握

公務員試験に合格するために全科目を勉強する必要はありません。

理由は合格点は60%~65%だからです。

特別区三類の問題は全45問ですが、科目によって出題数は1問~5問と幅があります。

効果的に勉強するためには、まず出題数を知って科目の優先順位をつけることが重要なのです。

それでは出題数を見ていきましょう。

東京特別区三類 一般知能の出題数

一般知能は全28問出題があり、全問必須解答です。

科目ごとの出題数は、

数的推理 5問 判断推理 6問
空間把握 4問 資料希釈 4問
文章理解(現文) 6問 文章理解(英文) 3問

と、なっています。

圧倒的に1問当たりの出題数が多く極端にいえば一般知能を全問正解できれば合格できます(出題数の62%あるので)。

これをいえばわかると思いますが、一般知能を中心に勉強することが合格への近道です。反対に一般知能を捨てる(苦手)人は不合格の可能性が高いことを知っておきましょう。

東京特別区三類 一般知識の出題数

一般知識は全22問の出題があり、22問から17問を選択して解答します。

全問必答ではないので、あらかじめ勉強しないでもいい科目を決めることができますね。

科目ごとの出題数は、

政治 2問 経済 1問
社会 2問 倫理 1問
日本史 2問 世界史 2問
地理 1問 物理 1問
化学 3問 生物 2問
地学 1問 国語 4問

と、なっています。

勉強すべき科目は、

  • 政治
  • 社会
  • 化学
  • 生物
  • 国語

です。

出題数も多く、少し勉強をすれば化学以外は得点になります。化学は理系の人であれば問題ないと思いますが、文系の人は先生に聞くなどして早めに対策しておきたいですね。

日本史や世界史は2問ずつでるけど捨てていいの?

高校時代に勉強していて得意ならやりましょう。

やっていないなら無理に勉強する必要はありません。

理由は範囲が広いわりに得点が安定しないためです。

範囲が広いということは覚えるまでに時間がかかることを意味します。さらにテキストの知識を覚えたとしても確実に点数がとれるとは限らない科目です。

確実に点数をとれるなら時間をかける必要はあると思うけど、時間ばかりかかって効率の悪い科目です。

日本史や世界史を勉強するなら代わりに、

  • 倫理(思想)
  • 地学

を勉強しましょう。

理由は範囲が狭く、覚える知識も限定的だからです。また、時間をかけていなくてもある程度点数になります。

倫理と地学でも2点になるので、日本史や世界史を捨てても十分カバーすることが可能です。

公務員試験 勉強方法 過去問を中心に勉強する

公務員試験で参考書は不要です。過去問を中心に勉強することが大切。

理由は、公務員試験の問題は過去に出題された類問ばかり出題があるからです。

先ほど日本史や世界史は範囲が広いって話をしましたが、勉強方法がないわけではありません。それは過去問を分析することで出題されやすい範囲を絞ることができるからです。

過去問をみれば範囲の広い日本史も江戸時代や平安時代の出題率が圧倒的に高く、さらにその時代の中でも頻出されている分野を知れるので勉強することができます。

例えば日本史、世界史の出題数が4問あったとして、参考書と過去問のそれぞれで勉強した場合、正答率はたいして変わりません。

  • 参考書を使って勉強すると4問中4~3問は正答できます。
  • 過去問集を使って勉強すると4問中4問~2問は正答できます。

正答率はたいして変わらないけど、勉強時間は圧倒的に参考賞のほうが時間がかかります。だって、でるところがわからないから全部勉強するでしょ?勉強ができない人に全範囲をやれといっても無理です。

でも、過去問集なら問題文を読んで、間違っている個所を正しい文章に読み替えて覚えていくだけだし、ページ数も参考書の三分の一なのではかどります。

勉強できない人ほど参考書に頼りがちですが、実は勉強できない人こそ過去問集を集中して解きまくる必要があるので覚えておきましょう。

出題数を知って、その科目の過去問集を買って勉強する。これだけでOKです。

あとは模擬試験などで弱点や合格の可能性を見ておくこともやりましょうね。

公務員試験 おすすめの過去問集

東京特別区三類 難易度

公務員試験は国家公務員をはじめ、都道府県職員、市役所、警察官など多くの試験が実施されます。

どの公務員試験も共通した問題・レベル・日時で実施されることが多いのですが、特別区の試験は少し傾向が異なります。

そのため、全国の公務員志望者が受験するため国家公務員試験に次ぐレベルの難易度です。

試験ごとにレベルを表すと、このような感じです。

裁判所事務官≧国家公務員一般職≧東京特別区≧県職員>市役所職員

東京特別区三類 合格点(ボーダーライン)

合格ラインは65%(30点/45点)以上はほしいです。

7割近くの点数をとるためには、早いうちから準備を始める必要がありますね。学校行事や部活動で忙しい中で1~2時間、勉強時間を確保しましょう。

東京特別区三類 教養試験の過去問

東京特別区ってどんな問題が出題されているの?

平成29年(2017年)実施試験で出題されてた「数的推理」「判断推理」「社会」の問題をサンプルとして書いていきます。

「あぁ、こんな問題がでているのか」とイメージしてください。

【判断推理】ある暗号で「すずめ」が「080501051422」、「むくどり」が「1406160623120918」で表されるとき、同じ暗号の法則で「1626042608221418」と表されるのはどれか。

1.「あかはら」
2.「うぐいす」
3.「かわせみ」
4.「きじばと」
5.「やまげら」

【数的推理】連続する6つの自然数があり、それぞれの2乗の和が2299である。6つの自然数の和はどれか。

1.105
2.111
3.117
4.123
5.129

【社会】高度情報化社会に関する記述として、妥当なのはどれか。

1 ネチケットとは、様々な情報の中で、必要な情報を主体的に判断し、選択し、活用する力のことをいう。

2 サイバースペースとは、インターネットなどの情報技術を使いこなせる者と使いこなせない者との間に生じる情報格差のことをいう。

3 住民基本台帳ネットワークとは、インターネット上で商品の売買や受注、発注、決済などを行うことをいう。

4 メディア・リテラシーとは、インターネットを利用するにあたり、その特性を踏まえたインターネット上のルールやマナーのことをいう。

5 ユビキタス社会とは、情報通信技術を活用して、いつでも、どこでも、何でも、誰でもが、ネットワークにつながる社会をいう。

終わりに

公務員試験の試験科目は種類が多く、闇雲に勉強していては時間がいくらあっても足りません。

 適当にケーキを100回つくる。

 どうやって作れば、おいしいケーキが作れるかを知ったうえで100回ケーキをつくる。

の2つでは結果が違いますよね。

勉強も同じです。

他にも、

特別区Ⅲ類に合格するために必要な情報を書いています。

無駄な勉強をしないためにも、傾向を把握して計画をたてて勉強するようにしましょう。

ABOUT ME
江本 浩大
江本 浩大
新卒で大手資格学校に就職→公務員課、企画課で5年間勤務、退職→某国立大学に転職→キャリア支援課、広報部を経験→8年間で退職→フリーランスとして関東地方を中心に大学や企業向けにコンサル業を展開。