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公務員試験

地方上級(県職員・政令市職員)ってどんな試験?|試験内容と倍率

都道府県職員・政令指定都市職員の試験内容

本記事では『大学卒業程度の都庁や県庁、政令指定都市 職員採用試験で実施される試験内容』について書いています。

都(県)庁で働きたい人

都道府県の採用試験を受験する人

政令指定都市で働きたい人 など。

公務員試験の筆記試験は、たくさんの科目から出題されます。受験する試験によって必要な科目がちがうため、勉強をはじめるまえに確認しましょう。

都道府県・政令指定都市職員の試験内容

主な試験内容は、

 教養試験

 専門試験

 論作文試験

 個人・集団面接

 集団討論

 適性検査

などが、あります。

受験する都道府県・政令指定都市や試験区分によって試験内容は異なるため、実施要項で試験内容を確認しましょう。

都道府県・政令指定都市の採用試験をA日程とよばれる。

都道府県・政令指定都市職員 教養試験の出題内容

教養試験は行政職や土木職など、試験区分に関係なく実施されます。

試験科目は、公務員試験独特の出題である一般知能と、高校までに学習したことのある一般知識に分かれています。

一般知能の出題科目は、

教養試験【一般知能】
数的推理
判断推理
空間把握
資料解釈
文章理解(現文・古文)
文章理解(英文)

と、なっています。

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一般知識は今まで中学~高校で勉強してきた国・数・社・理・英の5教科と時事問題から出題があります。一般知能に比べるとイメージがしやすいのではないでしょうか?

1科目の出題数は1~2問と、少ないですが科目数が10科目以上あるため計画を立てて対策をする必要があります。

一般知識の出題科目は、

教養試験【一般知識】
政治
経済
社会
思想
日本史
世界史
地理
文学・芸術
数学
物理
化学
生物
地学
時事

と、なっています。

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都道府県・政令指定都市職員 教養試験の傾向

都道府県・政令指定都市職員の試験は出題パターン(傾向)が決まっています。

主な出題パターンは、

 全国型

 関東型

 中部北陸型

 独自型

と、なっています。

タイプごとに出題科目や出題数が違うため、受験する県や市がどのタイプになるのか確認しましょう。

全国型の出題傾向

九州・中四国地方を中心に出題されているパターンです。

問題はマークシート方式で、一般知能25問と一般知識25問の合計50問。試験時間は150分。

科目ごとの出題数は、

科目 出題数 科目 出題数
数的推理 6 思想 1
判断推理 5 日本史 2
空間把握 4 世界史 2
資料解釈 1 地理 2
文章(現代文) 3 文学・芸術
文章(古文) 1 数学 1
文章(英文) 5 物理 1
政治 4 化学 2
経済 3 生物 2
社会・時事 4 地学 1

と、なっています。

関東型の出題傾向

神奈川県や千葉県など関東圏を中心に出題されているパターンです。

全問マークシート方式で、一般知能21問はすべて必須解答、一般知識は29問から19問選択して解答する形式。試験時間は120分。

科目ごとの出題数は、

科目 出題数 科目 出題数
数的推理 5 思想
判断推理 3 日本史 3
空間把握 3 世界史 3
資料解釈 1 地理 3
文章(現代文) 3 文学・芸術 1
文章(古文) 1 数学 1
文章(英文) 5 物理 1
政治 4 化学 2
経済 4 生物 2
社会・時事 4 地学 1

と、なっています。

東京都や東京特別区は独自問題

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中部北陸型の出題傾向

愛知県や石川県など中部北陸地方を中心に出題されているパターンです。

全問マークシート方式で、一般知能25問、一般知識は25問の合計50問。試験時間は150分。

科目ごとの出題数は、

科目 出題数 科目 出題数
数的推理 5 思想
判断推理 5 日本史 2
空間把握 5 世界史 3
資料解釈 1 地理 2
文章(現代文) 3 文学・芸術 1
文章(古文) 1 数学 1
文章(英文) 5 物理 1
政治 3 化学 2
経済 3 生物 2
社会・時事 4 地学 1

と、なっています。

独自型の出題傾向

政令指定都市や東京都、大阪府、北海道などで出題されるタイプです。

出題数や試験時間は地域ごとにバラバラです。しかし、出題されている内容は他タイプと同じ問題が多いので対策方法に変わりはありません。

公務員試験 都道府県・政令指定都市職員 専門試験の出題内容

専門試験は「憲法」「民法」「行政法」などの法律科目や「ミクロ経済学」「マクロ経済学」「財政学」などの経済科目から出題があります。

教養試験とおなじように出題タイプがあるため、勉強をはじめるまえに確認しましょう。

科目ごとの出題数は、

科目 全国型 関東型 中北型
憲法 4 4 5
民法 4 6 7
行政法 5 5 8
刑法 2 2 2
労働法 2 2 2
経済学 9 13 8
経済事情 3
財政学 3 4 3
経済政策 2 2
政治学 2 2 2
行政学 2 2 2
社会学 2
国際関係 2 3 2
社会政策 3 3 2
経営学 2 2
合計 40 50 50
解答数 40 40 40

と、なっています。

関東型と中部北陸型は全50問から40問を選択して解答する形式です。試験時間はすべて120分。

教養よりも専門の配点が高い都道府県・政令市が多い。

公務員試験 都道府県・政令指定都市 倍率

最後に、全国の県庁、政令指定都市の主な倍率を書いています。参考にしてください。
平成29年 行政(事務職)の主な倍率は、

地域 倍率 地域 倍率
北海道 3.5 福井県 3.9
青森県 4.2 滋賀県 7.5
秋田県 6.7 京都府 6
岩手県 8.7 大阪府 13
宮城県 9.8 兵庫県 6.7
山形県 8.7 奈良県 5.1
福島県 3.7 和歌山県 5.2
茨城県 6.7 鳥取県 8.2
栃木県 5.3 島根県 3.3
群馬県 11.1 岡山県 4.6
埼玉県 5.7 広島県 6.3
千葉県 5.1 山口県 6
東京都 6.3 徳島県 8.5
神奈川県 4.9 香川県 5.1
山梨県 7.2 愛媛県 5.8
長野県 5.3 高知県 4.8
岐阜県 3.8 福岡県 11.5
静岡県 3.5 佐賀県 15.8
愛知県 4.7 長崎県 4.7
三重県 9 熊本県 5.8
富山県 4.7 宮崎県 4.5
石川県 4.8 鹿児島県 7.6
沖縄県 22.5
地域 倍率
札幌市 7.3
仙台市 8.3
さいたま市 5.4
千葉市 12.8
特別区 5.8
横浜市 6.6
川崎市 6.4
相模原市 10.2
新潟市 6.2
静岡市 10.2
浜松市 3.9
名古屋市 12.1
京都市 6.7
大阪市 11.3
堺市 9.6
神戸市 9.5
岡山市 5.3
広島市 5.9
北九州市 15.1
福岡市 17.6
熊本市 6.2

と、なっています。

民間企業の就職状況が良いこともあり、公務員試験の倍率は低下傾向にあります。しかし、地域によっては高倍率です。

合格するために、はやめの準備をはじめていきましょう。


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江本 浩大
江本 浩大
新卒で大手資格学校に就職→公務員課、企画課で5年間勤務、退職→某国立大学に転職→キャリア支援課、広報部を経験→8年間で退職→フリーランスとして関東地方を中心に大学や企業向けにコンサル業を展開。高卒・短大卒向けブログ(https://gms365.biz)も運営。