国家公務員

裁判所事務官一般職 基礎能力試験(教養試験)の勉強法

裁判所事務官の基礎能力試験(教養試験)はどの科目が重要なの?出題傾向や内容が知りたいな。

という疑問に答えます。

はじめまして、江本です。

これまで資格学校の公務員課で5年間、国立大学のキャリア支援課で8年間ほど公務員試験の指導をしてきました。その経験から記事を書いています。

裁判所事務官を受験する人

基礎能力試験(教養試験)の傾向が知りたい人

出題内容が分からない人 など。

裁判所事務官の問題は難しいです。

難しいので時間をかけて対策をする必要があります。

でも対策するとしても傾向がわからないと対策のしようがありませんよね。

本記事を参考にして、基礎能力試験(教養試験)の傾向を理解しましょう。

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裁判所事務官一般職 基礎能力(教養)試験の傾向

基礎能力試験(教養試験)とは、『一般知能科目』と『一般知識科目』で構成される試験です。

数的処理や課題処理といった公務員試験独特の問題や日本史、物理などの高校までに学習してきた知識を問う出題があります。

科目について知らない人は「公務員試験 教養試験(基礎能力試験)の傾向、過去問〜一般知能編〜」や「一般知識は苦手な受験者が多い?|特徴と傾向を把握」を確認しましょう。

裁判所事務官採用試験では「一般知能27問」、「一般知識13問」の合計40問が出題されます。試験時間は180分。

裁判所事務官一般職 基礎能力(教養)試験の出題内容

一般知能科目の出題数内訳は、

数的推理 7問 判断推理 5問
空間把握 4問 資料解釈 1問
文章(現代文) 5問 文章(英文) 5問

と、なっています。どの科目も出題数が多いので、できるだけ点数をとる必要があります。

数的推理は「確立」「図形」が最も多く出題されています。判断推理は「対応関係」が最も出題されており、「位置関係」「順序関係」も出題率が高いため対策は必須です。

おすすめのテキストは畑中敦子の数的推理ザ・ベストプラス【第2版】数的推理がみるみるわかる! 解法の玉手箱 改訂第2版 (公務員試験)で解くためのテクニックを身につけて公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 数的推理などで繰り返し演習をしましょう。

一般知識は出題数は13問と少ないためすべての科目を勉強する必要はありません。

出題数内訳は、

政治 3問 経済 1問
社会・時事 1問 思想 1問
日本史 1問 世界史 1問
地理 1問 物理 1問
化学 1問 生物 1問
地学 1問

このうち政治経済(4問)は専門科目の憲法・経済学を勉強していればあえて勉強する必要はありません。

その他の科目で対策をしておいた方がいい科目は文系の人であれば社会時事、思想、生物、地学です。他の科目に比べると単純暗記だけで片付けることができ、勉強範囲も狭いためです。理系の人は社会時事、思想、物理、化学です。

社会時事は面接試験などにおいても聞かれることがあるため勉強しておいたほうがいいですね。

一般知識は上・中級公務員試験 過去問ダイレクトナビでひたすら演習することをおすすめします。基礎能力試験の目標点数は60点以上です。基本的に一般知能で点数が取れればその分一般知識の負担をへらすことができます。

裁判所事務官一般職 過去問

長さ50m,時速50㎞で走行する列車Aが,並行する路線を後ろから走ってきた時速75㎞の列車Bに追い越された。

その際、列車Bの先頭が列車Aの最後尾に追いつき、列車Bの最後尾が列車Aの先頭を抜き去る瞬間までに14秒かかった。

この2本の列車が反対方向からすれ違う場合、先頭どうしがすれ違う瞬間から最後尾どうしがすれ違う瞬間までに要する時間は何秒か。

1. 2.8秒
2. 2.9秒
3. 3.0秒
4. 3.1秒
5. 3.2秒

裁判所事務官 過去問(判断)

P校(A~Eの5人)とQ校(F~J)の将棋部が交流試合をすることになり、だれもが他校の部員2人と対局をした。

ア 1回目にEと対局した者は、2回目にAと対局した。

イ 1回目にGと対局した者は、2回目にHと対局した。

ウ AはGとIとは対局しなかった。

エ EとFとは対局しなかった。

オ DはHと1回目に対局し、CはGと2回目に対局した。

以上のことがわかっているとき、確実にいえるものはどれか。

1 Aは1回目にHと対局した。

2 Bは1回目にJと対局した。

3 Cは1回目にFと対局した。

4 Dは2回目にGと対局した。

5 Eは2回目にIと対局した。

裁判所事務官 過去問(政治)

法の効力に関する次のA~Dの記述の正誤の組み合わせとして最も妥当なものはどれか。

A 法の適用領域の限定された法を「一般法」といい、限定されない法を「特別法」という。

B 人が本来所属する法域から離れて他国の領域にある場合にも、その人に追随して法の適用を認める主義を「属人(法)主義」という。

C 同一の法形式相互間では「前法」が「後法」に優先して適用されるのが原則である。

D 法律の遡及効については、法律不遡及の原則があり、特に法律上の規定がある場合を除いて認められない。

1 正 正 誤 誤

2 正 誤 正 誤

3 正 誤 誤 正

4 誤 正 誤 正

5 誤 誤 正 正

裁判所事務官 過去問(日本史)

室町時代の農業に関する次のA~Cの記述の正誤の組み合わせとして最も妥当なものはどれか。

A 稲の品種改良が進み、早稲・晩稲に加え、中稲の作付けが普及した。

B 農具の改良などが行われ、穀粒の選別に使われる唐箕や千石簁などが考案された。

C 灌漑施設が整備され、肥料も刈敷や草木灰のほかに下肥が広く使われるようになり、二毛作が広まったほか、畿内の一部では三毛作も行われるなど、生産が増大した。

1 正 誤 正

2 誤 誤 正

3 正 正 誤

4 誤 正 誤

5 誤 誤 誤

裁判所事務官 過去問(生物)

遺伝子とDNAに関する次のA~Dの記述の正誤の組合せとして最も妥当なものはどれか。

A 体細胞に含まれる細胞1個あたりのDNA量は、体の組織、器官によって差はほとんどないが、生殖細胞については、体細胞の平均的なDNA量のほぼ2倍となっている。

B DNAは、二重らせん構造をしている。

C DNAの塩基には、アデニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)の4種類があり、塩基どうしはAとA、TとTのように同種が結合している。

D ヒトの染色体の数は47本あり、47本すべての大きさと形は異なり、それぞれに違う情報をもっている。

1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 誤 誤
5 誤 誤 正 誤

終わりに

基礎能力試験(教養試験)は科目数がとても多いです。

しかも問題数が長文化の傾向があるためある程度の読解力も求められています。

試験時間に気を付けながら解けるように練習していきましょう。

ABOUT ME
江本 浩大
江本 浩大
新卒で大手資格学校に就職→公務員課、企画課で5年間勤務、退職→某国立大学に転職→キャリア支援課、広報部を経験→8年間で退職→フリーランスとして関東地方を中心に大学や企業向けにコンサル業を展開。