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国家公務員

裁判所事務官 基礎能力試験の勉強法|傾向を知ることが重要

裁判所職員 過去問

はじめまして、江本です。

本記事は「裁判所職員一般職(大卒) 基礎能力試験(教養)」に関する情報をまとめています。

※本記事は一般職(大学卒)について書いています。高校卒を受験する人は「裁判所事務官(高校卒) 教養試験の傾向と勉強法」を参考にしてください。

こんなツイートをしました。

これを深堀していきます

本記事を読むことで出題される試験科目や傾向を知ることができます。

傾向が分かれば勉強すべきこともわかるので役に立つはずです。

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裁判所事務官 基礎能力(教養)試験の試験科目

裁判所事務官で出題される試験科目は15科目!

出題の多くは中学、高校で勉強してきたことがある内容なので解ける問題もあるはずです。

裁判所で出題される試験科目は次の通り。

一般知能 一般知識
数的推理 政治
判断推理 経済
空間把握 日本史
資料解釈 世界史
文章理解 地理
思想
物理
化学
生物
地学

裁判所事務官 一般知能とは

計算問題や長文読解といった「論理的思考能力」や「情報処理能力」を見るために出題されています。

とにかく出題数が多いので早めに対策をしておく必要がある科目

問題は時間を書ければ正答できることが多いです。

でも、1問に時間をかけてしまうと時間内に解き終わることができません。

早く解くためには解法パターンを身につけて問題演習をすることが重要!

詳しくは「公務員試験 教養試験(基礎能力試験)の傾向、過去問〜一般知能編〜」を参考にしてください。

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裁判所事務官 一般知識とは

一般知識は出題科目が多いです。

日本史や世界史など大学受験では1科目(2科目)しか選択しなかった科目をすべて勉強する必要があります。

しかし出題数は1科目1問程度なので時間をかけて勉強するかは悩みどころです。

一般知識を詳しく知りたい人は「一般知識は苦手な受験者が多い?|特徴と傾向を把握」を参考にしてください。

...

裁判所事務官 基礎能力(教養)試験の傾向

実施 1次試験
試験時間 180分
問題数 40問
形式 マークシート方式

基礎能力試験は1次試験に実施されます。

試験時間180分で、問題数は40問。

配点は全体の20%を占めており、重要度は高いです。

試験問題は公務員試験の中では国家総合職に次ぐ難しさなので注意しましょう。

1次試験の合格率は2.3倍(2019年)となっています。

裁判所事務官 基礎能力(教養)試験の勉強法

一般知能を優先して勉強、一般知識は勉強しなくてもOKです。

基礎能力試験の出題割合をみると、

  • 一般知能 27問
  • 一般知識 13問

となっています。

見てのとおり、一般知能は全体の70%出題されているため勉強は必須です。

しかし一般知識は13問しか出題されておらず、ほとんどの科目が1問しか出題されません。

一番出題がある社会科学(政治、経済、社会)は専門試験の対策をしていればノータッチでも点数はとれます。

教養試験の合格ラインを60点~70点とすれば一般知識は勉強しなくてもOKという結論になりますよね。

一般知識にかける時間を使って専門試験の対策をしたほうが合格しやすいです。

裁判所事務官 基礎能力(教養)試験の出題数

科目ごとの出題数は次の通り。

数的推理 7問 判断推理 5問
空間把握 4問 資料解釈 1問
文章(現代文) 5問 文章(英文) 5問
政治 3問 経済 1問
社会・時事 1問 思想 1問
日本史 1問 世界史 1問
地理 1問 物理 1問
化学 1問 生物 1問
地学 1問

裁判所事務官 基礎能力(教養)試験の参考書

一般知能を攻略するうえで必要となるのが参考書ですよね。

一般的に公務員試験は「過去問題集」を使って勉強するのがセオリーです。

しかし、一般知能に関しては過去問演習をするよりも「解法パターン」を学べるテキストを使ったほうが効果的です。

闇雲に解くより、解法を使ったほうが早く、楽に解ける場合が多いからです。

おすすめは畑中敦子シリーズですね。

これを1冊買って、何度も回せば一般知能についてはOKです。

あとは専門試験対策に時間をかけましょう。

裁判所事務官 基礎能力(教養)試験 過去問

最後に、実際に出題された問題をみてイメージを掴みましょう。

裁判所事務官 基礎能力(教養)試験の過去問(数的推理)

長さ50m,時速50㎞で走行する列車Aが,並行する路線を後ろから走ってきた時速75㎞の列車Bに追い越された。

その際、列車Bの先頭が列車Aの最後尾に追いつき、列車Bの最後尾が列車Aの先頭を抜き去る瞬間までに14秒かかった。

この2本の列車が反対方向からすれ違う場合、先頭どうしがすれ違う瞬間から最後尾どうしがすれ違う瞬間までに要する時間は何秒か。

1. 2.8秒
2. 2.9秒
3. 3.0秒
4. 3.1秒
5. 3.2秒

裁判所事務官 基礎能力(教養)試験の過去問(判断推理)

P校(A~Eの5人)とQ校(F~J)の将棋部が交流試合をすることになり、だれもが他校の部員2人と対局をした。

ア 1回目にEと対局した者は、2回目にAと対局した。

イ 1回目にGと対局した者は、2回目にHと対局した。

ウ AはGとIとは対局しなかった。

エ EとFとは対局しなかった。

オ DはHと1回目に対局し、CはGと2回目に対局した。

以上のことがわかっているとき、確実にいえるものはどれか。

1 Aは1回目にHと対局した。

2 Bは1回目にJと対局した。

3 Cは1回目にFと対局した。

4 Dは2回目にGと対局した。

5 Eは2回目にIと対局した。

裁判所事務官 基礎能力(教養)試験の過去問(政治)

法の効力に関する次のA~Dの記述の正誤の組み合わせとして最も妥当なものはどれか。

A 法の適用領域の限定された法を「一般法」といい、限定されない法を「特別法」という。

B 人が本来所属する法域から離れて他国の領域にある場合にも、その人に追随して法の適用を認める主義を「属人(法)主義」という。

C 同一の法形式相互間では「前法」が「後法」に優先して適用されるのが原則である。

D 法律の遡及効については、法律不遡及の原則があり、特に法律上の規定がある場合を除いて認められない。

1 正 正 誤 誤

2 正 誤 正 誤

3 正 誤 誤 正

4 誤 正 誤 正

5 誤 誤 正 正

裁判所事務官 基礎能力(教養)試験の過去問(日本史)

室町時代の農業に関する次のA~Cの記述の正誤の組み合わせとして最も妥当なものはどれか。

A 稲の品種改良が進み、早稲・晩稲に加え、中稲の作付けが普及した。

B 農具の改良などが行われ、穀粒の選別に使われる唐箕や千石簁などが考案された。

C 灌漑施設が整備され、肥料も刈敷や草木灰のほかに下肥が広く使われるようになり、二毛作が広まったほか、畿内の一部では三毛作も行われるなど、生産が増大した。

1 正 誤 正

2 誤 誤 正

3 正 正 誤

4 誤 正 誤

5 誤 誤 誤

裁判所事務官 基礎能力(教養)試験の過去問(生物)

遺伝子とDNAに関する次のA~Dの記述の正誤の組合せとして最も妥当なものはどれか。

A 体細胞に含まれる細胞1個あたりのDNA量は、体の組織、器官によって差はほとんどないが、生殖細胞については、体細胞の平均的なDNA量のほぼ2倍となっている。

B DNAは、二重らせん構造をしている。

C DNAの塩基には、アデニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)の4種類があり、塩基どうしはAとA、TとTのように同種が結合している。

D ヒトの染色体の数は47本あり、47本すべての大きさと形は異なり、それぞれに違う情報をもっている。

1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 誤 誤
5 誤 誤 正 誤

裁判所事務官 試験科目のまとめ

  • 試験科目は16科目
  • 重要なのは一般知能
  • 一般知識はしなくてもOK

基礎能力試験(教養試験)は科目数がとても多いです。

しかも問題数が長文化の傾向があるためある程度の読解力も求められています。

試験時間に気を付けながら解けるように練習していきましょう。

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江本 浩大
江本 浩大
新卒で大手資格学校に就職→公務員課、企画課で5年間勤務、退職→某国立大学に転職→キャリア支援課、広報部を経験→8年間で退職→フリーランスとして関東地方を中心に大学や企業向けにコンサル業を展開。高卒・短大卒向けブログ(https://gms365.biz)も運営。