国家公務員

国税専門官 教養試験|専門試験|傾向×試験日程×倍率×過去問他

国税専門官の採用試験っていつあるの?
国税専門官の採用試験ってどんな試験内容?
国税専門官の採用試験って倍率は高いの?低いの?

このような情報を求めている方、多いのではないでしょうか。

本記事では「国税専門官」を目指している人に向けて『試験日程』や『試験内容』『過去の倍率』『筆記試験の傾向や過去問』などについて書いていきます。

試験内容を知ることができたら「面接試験の情報記事」で国税専門官採用試験に合格するための準備をはじめましょう。

おすすめの1冊

国税専門官とは

税金のスペシャリストです。国税局や税務署において、しっかりと税金が納められているか確認したり、租税収入を確保するために動いてくれています。

主な仕事として、納税申告における調査・検査・指導を行う国税調査官、税金の滞納者に督促状を発行したり、指導をする国税徴収官、そしてテレビ等で目にすることが多い脱税者への強制執行や告発などを行う国税査察官があります。

志望動機などを考えていく際にどんな仕事がしたいのか知っておく必要があります。

国税専門官 年齢制限

平成30年(2018年)実施試験では昭和63年4月2日から平成9年4月1日までに生まれた人が受験することができます。

出願は人事院ホームページ上の申込専用アドレス(http://www.jinji-hiken.go.jp/juken.html)から行うインターネット出願です。※期間は短いですが郵送も可能です。

インターネット環境(PC、プリンター、PCメールアドレスなど)を準備しておきましょう。スマホで出願するような非常識行為はNGです。

国税専門官 試験日程

平成30年(2018年)試験の受付期間は平成30年3月30日(金)午前9時から4月11日(水)までです。

1次試験は平成30年6月10日(日)に実施され、合格者発表が、平成30年7月3日(火)にホームページ上及び郵送で通知されます。

第2次試験は平成30年7月11日(水)から7月19日(木)のうち指定された1日です。実施日は合格通知に記載されているため確認しておきましょう。最終合格発表は平成30年8月21日(火)にホームページ上及び郵送で通知されます。

国税専門官 試験内容

1次試験に基礎能力試験(教養試験)、専門試験、専門記述試験、性格検査が実施されます。

2次試験は個人面接と身体検査が行われます。

公務員試験は対策しなければならないことがたくさんあります。計画を立てて対策を始めるようにしましょう。

国税専門官 基礎能力試験(教養試験)の特徴と傾向

国税専門官の基礎能力試験は試験時間140分で、一般知能27問と一般知識13問、合計40問出題があります。

基礎能力試験で点数を上げるためには、出題の多い一般知能の攻略が必要となります。苦手な受験生が多いため、早いうちから準備しておきたい科目です。

一般知能の科目別出題数は、数的処理(数的推理)6問、課題処理7問(判断推理・空間把握)、資料解釈3問、文章理解(現代文)6問、文章理解(英文5問)です。

国税専門官 一般知能の出題内容

判断推理は約10分野で構成されています。なかでも「対応関係」「順序関係」「位置関係」の分野から出題が多いです。優先的に勉強するようにしたいですね。

数的推理は約12分野で構成されています。なかでも「整数」「確立」「方程式・不等式」の分野から出題が多いです。優先的に勉強するようにしたいですね。

判断・数的どちらの科目も速く解くためのテクニック(パターン)があります。

勉強を始めるときには、まず畑中敦子の数的推理ザ・ベストプラス【第2版】数的推理がみるみるわかる! 解法の玉手箱[改訂版]などのテクニック本でパターンを身につけて公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5などで問題演習を繰り返し行うようにしましょう。

公務員試験全般に言えることですが、公務員試験の問題は過去の出題された問題の類問が非常に多く出題されます。

そのため新しい問題をたくさん解くよりも、同じ問題を何度も解いて解き方を身につけることが重要ということを覚えておいてくださいね。

文章理解も出題数が多いため点数を落とすことができない科目です。文章を読む、慣れる必要があるため1日1問~2問問題演習をするようにしましょう。

英文はある程度の単語が頭に入っていないと読み進めることが難しいです。

公務員試験の英文は「日常英語」の文章が多く出題されるため速読速聴・英単語 Core1900のようなTOEIC用の単語帳で文章を読み進めながら覚える形式のテキストがお勧めです。

文章理解が全くダメな人は公務員試験 文章理解 すぐ解ける〈直感ルール〉ブックを使って文章の読み方を身につけることから始めましょう。読み方がわかるだけで点数が一気に伸びますよ。

国税専門官 一般知識の出題内容

一般知識は科目数のわりに出題数が少ないため、あまり労力をかける必要はありません。

科目別出題数は政治1問、経済1問、社会(時事含む)4問、思想1問、日本史1問、世界史1問、地理1問、物理1問、化学1問、生物1問です。

4問出題がある社会時事問題は対策が必須として、残りの科目は範囲が狭く、覚える量も少ない「思想」「地理」「生物」がオススメです。

大学受験などで日本史や世界史、物理、化学を選択している人はそちらの科目でもOKです。

目安として時事+2~3科目勉強するようにしましょう。

時事は日頃からニュース番組をチェックしておき、直前期に速攻の時事を使って仕上げましょう。

公務員試験 速攻の時事が要点だけまとめれられて使いやすいです。公務員試験 速攻の時事公務員試験 速攻の時事 実戦トレーニング編の2冊が販売されていますが、公務員試験 速攻の時事 実戦トレーニング編だけでいいです。

その他の知識科目は上・中級公務員試験 過去問ダイレクトナビを使って手っ取り早く問題を覚えていきましょう。

公務員試験の勉強法で正文化というテクニックがあります。正文化とは過去問を使って間違っている選択肢を正しい文章になおして読み進めていく効率的勉強法です。

この上・中級公務員試験 過去問ダイレクトナビではその正文化をすでにしてくれているため効率がいいです。しかも赤シートで訂正が入った部分を隠すこともできますよ。

国税専門官 基礎能力試験(教養試験)のボーダーライン、難易度

基礎能力試験は40点満点で基準点が設定されています。基準点は12点でこれを下回ると他の試験がよくても不合格となります。

試験の平均点は19点です。仮に平均点19点だと専門試験で30点以上取れていれば合格できます。つまり教養5割、専門7.5割がひとつの目安になりますね。

国税専門官 専門試験の特徴と傾向

専門試験は試験時間140分で民法・商法、会計学の3科目(16問)が必須、残り9科目(憲法・行政法、経済学、財政学、経営学、政治学・社会学・社会事情、英語、商業英語、情報数学、情報工学)から4科目(24問)選択の合計40問出題があります。

商法と会計学は国税専門官と財務専門官しか出題がない科目のため併願を考えている方は、どれくらい力をいれて勉強するべきか考えておく必要があります。逆に国税専門官が本命の受験者は特に力をいれて対策するようにしましょう。

オススメの専門科目は憲法・行政法、経済学+財政学、経営学です(政治学・社会学・社会事情でもOK)。

これらの科目は国家公務員一般職都道府県職員などでも出題がある科目のため併願するときに有効です。また、商業英語や情報数学などは適切な参考書・問題集がありません。それに比べて憲法や経済学などはテキストも豊富のため対策がしやすいです。

専門試験の攻略法も教養試験と同じように過去問を使って同じ問題を何度も繰り返し覚えることが重要です。

問題集は公務員試験で人気の公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 公務員試験 過去問 新クイックマスターがオススメです。

経済学はいきなり過去問が難しいという人は新・らくらくミクロ経済学入門のような入門書を使って対策しましょう。

専門試験は国税専門官の中で一番配点が高いです。

基礎能力試験、専門記述、面接試験は1つ180点、専門試験は270点あります。専門試験で高得点を取ることが合格するために1番重要ということを覚えておきましょう。

国税専門官 専門記述試験の特徴と傾向

試験時間は80分で5科目(憲法、民法、経済学、会計学、社会学)のうち1科目を選択して記述します。

答案は試験官2名によって添削され点数がつけられます。基準点が設けられており、それに達しなければ他の試験ができていても不合格となるためしっかり対策が必要です。

攻略法は筆記試験対策で基礎知識の習得をしつつ、文章で書く練習をする必要があります。書き方などは公務員試験 専門記述式 民法・行政法 答案完成ゼミ[改訂版]を使ってみましょう。

国税専門官 専門記述 過去問

【憲法】幸福追求権について①その意義・法的性格について述べた上で②幸福追求権を主要な根拠として主張される権利につき判例も踏まえながら論じなさい。

【会計学】棚卸資産について次の問いに答えなさい。

(1)棚卸資産はどのような資産であるか棚卸資産に該当するものの具体例を挙げながら説明しなさい。

(2)棚卸資産を以下の①~③の方法で取得した場合どのように取得原価を決定するか説明しなさい。

① 購入した場合

② 自社で生産した場合

③ 無償で譲渡を受けた場合

(3)棚卸資産の評価について低価基準の意義に触れつつ通常の販売目的で保有する棚卸資産の期末評価を説明しなさい。

【社会学】M.オルソンの提起したフリーライダー問題について社会学的な観点から次の問いに答えなさい。

(1)フリーライダー問題について具体例を挙げながら説明しなさい。

(2)フリーライダー問題を防止するための方策について具体例を挙げながら説明しなさい。

国税専門官 倍率

平成29年(2017年)実施試験

受験者数:11,504人
合格者数:3,341人
3.4倍
定数は1,200人です。多く採用されたとして2,000人、辞退者もいるでしょうから500~1000人くらいは採用漏れとなっている可能性があります。

平成28年(2016年)実施試験

受験者数:12,180人
合格者数:3,032人
倍率:4.0倍
※採用予定数は1,200人です。多く採用されたとして2,000人、辞退者もいるでしょうから500~1000人くらいは採用漏れとなっている可能性があります。

平成27年(2015年)実施試験

受験者数:8,762人
合格者数:3,291人
倍率:2.7倍
※採用予定数は1,100人です。多く採用されたとして2,000人、辞退者もいるでしょうから500~1000人くらいは採用漏れとなっている可能性があります。

国税専門官 初任給

245,160円(東京都勤務の場合)

一般的な民間企業に比べると高い部類に入りますね。

国税専門官 勉強時間

書いてきたとおり、基礎能力試験、専門試験、専門記述試験、面接試験など対策しなければいけないことがとても多いです。

一般的に専門試験がある試験では平均700時間の勉強をして合格している層が多いです。試験まで1年間あれば1日2時間程度の勉強が必要ですね。

試験時間もそうですが、公務員試験は毎日コツコツと勉強していくことが必要です。勉強を始める前に学習計画を立てて始めるようにしましょう。

国税専門官 税理士の資格

国税専門官として23年間以上勤務すると税理士の資格を取ることができます。

新卒で入庁したとすると45歳ですね。そこから税理士として独立していく道も開ける魅力ある仕事です。

国税専門官 おすすめの参考書

先程、試験の特徴で話をした参考書一覧になります。