公務員試験

国立大学法人等職員採用試験|傾向×過去問×倍率×難易度他

国立大学の事務職員ってどんな試験なの?
大学法人の試験内容は?難しいの?

このような情報を求めている方、多いのではないでしょうか。

本記事では国立大学法人等職員に関する情報(採用までの流れ、倍率、試験の内容・難易度・過去問、面接試験の資料、合格するための参考書など)を書いています。

国立大学法人等職員採用試験は人気があります。傾向を把握して、準備を行うことで合格に近づくことができますよ。

国立大学法人等職員採用試験の特徴

この試験は、簡単にいえば国立大学や高等専門学校(高専)の事務職員になるための試験だと思ってください。

身分としては国立大学の職員は公務員ではありません。

経営難などによって職を失う危険性はあります。しかし待遇や給料は公務員にならって支給されるため、準公務員という位置づけです。

国立大学法人等職員採用試験 採用地区

国立大学法人等職員採用試験は上記の機関職員を採用するための共通一次試験となります。

二次試験は、国立大学法人等ごとに、第一次試験合格者に対して個別に日程を設定して面接考査等の試験を実施します。 なお、国立大学法人等職員採用試験は全国を7地区に分けて同一日程で実施されるので、複数の地区を同時に受験することはできません。

例えば京都大学の職員になりたかったら近畿地区に出願する必要があります。しかし近畿地区で出願した場合、九州大学や名古屋大学などは別地区のためエントリーすることができません。

地区が違う大学にエントリーすることはできないため、どこの大学で働きたいのか決めた上で出願をしましょう。

国立大学法人等職員採用試験 スケジュール

国立大学法人等職員の試験は市役所などの公務員試験とは違った特殊な選考方法がとられています。しっかりと流れを確認してくださいね。

①全国統一試験を受ける

毎年実施されている「国立学法人等職員採用試験」を受験する必要があります。

→平成30年(2018年)実施試験は平成30年7月1日(日)に実施されます。

②機関訪問(大学説明会)

合格発表後に各国立大学、高等専門学校等が個別に就職説明会を実施します。ここでエントリー方法や選考内容を教えてもらいます。

→試験に合格した人しか参加することができません。

③希望する機関の試験を受ける

希望する国立大学、高等専門学校等の試験を受ける。

④内定

最終合格(内定)となります。

見てのとおり大学職員になるための第1条件が全国同時実施される「国立大学法人等職員採用試験」に合格する必要があります。大学受験で例えるとセンター試験だと思って下さい。

試験に合格すると、各機関(国立大学、高等専門学校等)の採用選考にエントリーできます。その後、各機関から内定をもらえれば大学職員として働くことができます。

1次試験に合格しても、各大学や高等専門学校にじぶんでエントリーする必要があります。何も行動しなければ採用はありません。

国立大学法人等職員採用試験 試験内容と試験科目

国家公務員や県庁、市役所試験と同じ内容の教養試験(公務員試験 大学卒業程度)が実施されます。

2次試験は各機関ごとに異なりますが、面接試験や集団討論、論文試験が実施されます。

国立大学法人等職員 教養試験の傾向

一般知能20問、一般知識20問の合計40問出題があります。試験時間は120分で実施されています。

他の公務員試験と同じように数的推理や判断推理の出題が多いです。出題数の内訳は以下のとおりです。

科目 出題数
数的推理 4問
判断推理 4問
空間把握 4問
資料解釈 1問
現代文 3問
英文 3問
古漢文 1問

 

科目 出題数 科目 出題数
政治 3問 数学 1問
経済 3問 物理 1問
社会 1問 化学 1問
思想 1問 生物 1問
日本史 2問 地学 1問
世界史 2問
地理 2問

国立大学法人等職員 難易度や合格点(ボーダーライン)

試験問題のレベルは国家公務員>県・政令指定都市≧国立大学法人≧市役所です

合格点(ボーダーライン)はどの地区も68%~75%になります。

しかし、先程も書きましたが、国立大学法人等職員試験は1次試験に合格=内定ではありません。あくまで各機関にエントリーできるための権利を得ただけということです。

もちろん、点数は高得点であるほど有利にはなります。

理由は得点順に名簿が作成されるからです。ちなみにこの名簿は1年間有効のため各機関に欠員が発生した場合は名簿順に「面接にきませんか?」と電話がかかってくることがあります。

国立大学法人等職員 倍率(平成29年実施)

地区 受験者数 合格者数 倍率
北海道地区 1420人 499人 2.8倍
東北地区 2243人 497人 4.5倍
関東甲信越地区 10877人 1366人 8倍
東海北陸地区 3598人 1488人 2.4倍
近畿地区 3830人 758人 5.1倍
中国四国地区 2810人 788人 3.5倍
九州地区 5495人 856人 6.4倍

あくまで1次試験の倍率です。例えば関東甲信越地区の1次試験の倍率は8倍ですが最終合格までとなるとさらに高くなります。

昨年の関東甲信越地区の採用予定人数(事務)は116人です。

ひとつあたりの大学では東京大学15人が最も多く平均で各機関1~3人程度の採用になっています。実質倍率は受験者数10877人、採用者116人なので約93倍となりますね。

国立大学法人等職員試験 おすすめの参考書

国立大学法人等職員採用試験攻略ブック 30年度 (別冊受験ジャーナル)

まずは職種について知ることが大事です。この雑誌で試験の仕組みも大学事務とはどんな仕事なのかをイメージすることができます。

畑中敦子の数的推理ザ・ベストプラス【第2版】

数学を使わずに裏ワザ・テクニックで速答できる力を身に着けつことができるテキスト。過去問題も豊富に乗っているため、これ1冊でもそこそこ戦える1冊です。

数的推理がみるみるわかる! 解法の玉手箱 改訂第2版 (公務員試験)

だれにでも扱いやすい解き方や時間のかからない解き方を イチからていねいに解説しているテキストです。上記のテキストと好みが分かれる1冊です。

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 数的推理

公務員試験の過去問題集の鉄板テキストです。必修問題から発展問題まで幅広い良問をチョイスしています。一通りテクニックを取得したら、このテキストを何周もして実践力をつけていきましょう。

まとめ

国立大学法人等職員は1次試験はあくまで各機関にエントリーするための通過点にすぎません。

本番は2次試験以降だということを覚えておいてくださいね。