本記事では『市役所職員になるための方法』について書いています。
公務員(市役所職員)になりたい人
市役所で働きたい人
市役所の試験について知りたい人 など。
「地元で働きたい」
「生まれ育った町に貢献したい」
「定時で終わって、楽な仕事がしたい」
など、市役所や町役場などで働きたい人が増えています。
市役所職員になるためには、各市町村が実施する採用試験に合格することが必要。
そのために試験内容や日程を把握することからはじめましょう。
Contents
市役所採用試験 試験日程
市役所や町役場の採用試験は主に7月下旬と9月中旬に実施されます。
最近は、4月下旬~5月頃に通常の試験とは別に選考を行っている市町村もあるため、希望する市役所の実施要項は確認するようにしましょう。
市役所の試験日程について知っておいてほしいことは「市役所の採用試験は、市役所ごとに独自の日程で試験を実施しているのではなく、全国統一した日程で実施している」ということです。
もちろん独自の日程で実施している市役所もありますが、90%の市役所は統一日で実施されています。
公務員試験の統一試験日はA日程、B日程、C日程と名付けられています。
市役所 A日程
6月下旬の日程を指します。
平成30年(2018年)は6月24日(日)がA日程です。
A日程は主に県・政令指定都市の採用試験が実施されます。
B日程
7月下旬の日程を指します。
平成30年(2018年)は7月22日(日)がB日程です。
B日程は主に市役所(大学卒業程度)の採用試験が実施されます。
C日程
9月中旬の日程を指します。
平成30年(2018年)は9月16日(日)がC日程です。
C日程は主に市役所・町役場(高校卒業程度)の採用試験が実施されます。
つまり市役所の職員として働きたい人は7月か9月に実施される試験を受験して内定をもらえれば4月から市役所の職員(公務員)として働くことができます。
市役所の試験内容
市役所や町役場で使用される試験問題は公益財団法人が作成した問題を使用して試験を行うことが多いです。
試験問題は「大卒」「短大卒」「高卒」の3種類。
平成30年(2018年)実施試験からB日程とC日程の試験が変わり、
StandardⅠ(大卒)・Ⅱ(大卒、短大卒、高卒)
LogicalⅠ(大卒)・Ⅱ(大卒、短大卒、高卒)
Light(全学歴)
の、3種類になります。
それぞれの試験に傾向があります。確認していきましょう。
公務員試験 市役所 新型教養 StandardⅠ(大卒)・Ⅱ(大卒、短大卒、高卒)
今までの市役所採用試験で使用されていた従来のタイプです。
出題科目は
一般知能(数的推理、判断推理、空間把握、資料解釈)、文章理解(現代文、英文)から20問。
>>関連記事 公務員試験の一般知能って、どんな科目?傾向や過去問で理解する
一般知識(社会科学(政治、経済、社会、思想) 人文科学(日本史、世界史、地理)、自然科学(数学、物理、化学、生物、地学)、一般時事)から20問
>>関連記事 公務員試験の一般知識って、どんな科目?傾向や過去問で理解する
合計40問、試験時間は120分。
7月に試験がある多くの市役所で、このタイプの問題が使われています。
公務員試験 市役所 新型教養 LogicalⅠ(大卒)・Ⅱ(大卒、短大卒、高卒)
知識科目より知能科目に比重をおいたタイプの試験です。
出題科目は従来の公務員試験とおなじです。しかし出題科目の配分が国家公務員のように一般知能分野27問、一般知識分野13問の合計40問120分で実施されます。
一般知識からは自然科学(数学、物理、化学、生物、地学)の出題がない特徴もあり。
公務員試験 市役所 新型教養 Light(全学歴)
公務員試験の形態ではなく民間企業を志望している人にも受験できやすいタイプの試験です。
公務員試験で出題される一般知能や一般知識ではなく、
社会への関心と理解に関する問題(24問)
言語的な能力を問う問題(18問)
論理的な思考力を問う問題(18問)
と、いった出題があります。
合計60問、試験時間75分で実施。
民間企業の採用試験で使用されている試験(SPI等)に似た試験になりそうです。
自己推薦、面接試験だけで受験できる市役所が増えています。市役所も人材確保が課題となっていますからね。この傾向は今後も増えるでしょう。
終わりに
民間企業の求人が豊富なため、市役所も優秀な人材確保が1つの課題となっています。
そのため、多くの人材が受験しやすいように公務員試験対策が必要のない選考をしている市役所もあります。
まずは、そういった情報をいち早く入手し対策をはじめることが重要です。
